孫子に「拙速は巧緻に勝る」という言葉があります。どんなに良いものでも時期を逸してしまえば何にもなりません。経営におけるスピードは重要な要素になります。

なぜなら、スピードは、いち早くビジネスチャンスを捉えるために必要であるからです。

また、スピードがあることは、攻撃的な側面のみでなく実は、損失や危険を避けるような防御的な面でも有利に働きます。俗に言う「逃げ足が早い」ということです。

 

企業の利益を増大させるには、実はチャンスを捉えること以上に損失を避けることが重要です。特に現在は市場環境の変化が激しく、問題を少し放置しただけで損失が大きく膨らんでしまいます。

さらに、生産性向上という観点においてもスピードは重要で、例えば10日掛かる仕事が7日でできれば、一人当たりの生産性は大幅に増大するでしょう。

コストも削減され、即応や短納期化により顧客サービス向上にもつながります。

 

経営におけるスピードとは、「機会や問題発見のスピード」、「意思決定のスピード」、「実行のスピード」に大きく分かれますが、実際にこれらスピードアップを実現するためには、現状どのように業務を行なっているかを、まずは明確化し共有してから、プロセスを見直していく必要があり、全社的な活動が必要になります。

建設経営研究所のコンサルティングにおいては、経営改革チームによりビジネスプロセスを「見える化」し、どうすれば経営のスピードが上げられるのかディスカッションを行い、もっとも効率的な仕事のやり方、プロセスを見つけ、それを企業のベストプラクティスとして定着させることを目標としています。

 

また、経営改革においては、すぐやれること、すぐに効果が出ることを先に行い、とにかく前に進む-「走りながら考える」ことが重要です。